【ゆきや】競馬考察
10月 24, 2025
【🏵️ 菊花賞2025】出走確定後の注目馬・騎手・展開を徹底予想

こんにちは!

寒さが日に日にまして、手がかじかむ季節になってきましたね。

お体には十分気をつけてください。

また、競馬場の風も冷たく感じる時期です。

そんな秋の深まりとともに、いよいよクラシック最終戦!!!

第86回菊花賞・G1がやってきますね。10月26日(日)、京都競馬場・芝3000m。

皐月、ダービー馬が不在ということもあり、例年以上に混戦ムードが漂う今年の菊花賞。

「スタミナ」「折り合い」「精神力」…

クラシック最終戦は、3歳馬の総合力が問われる舞台です。

ここでは、出走表確定後の情報をもとに、注目馬・騎手・レース展開の3つの観点から掘り下げていきます!

みなさまの軸馬参照になれば嬉しいです!

2025年・菊花賞の良血統はこちらからどうぞ!


🐎注目馬① 

エネルジコ & C・ルメール騎手 ー完成度の高さと安定感

まずは最も人気を集めそうなエネルジコから見ていきます。

前走の新潟記念・GⅢで2位でした。世代上位のパフォーマンスを披露し、その完成度の高さを改めて見せつけました!

父:デュラメンテ、母系にはスタミナに富む血統と、菊花賞には◎

長距離挑戦に挑む地盤は頑丈です。

そして何より心強いのがC・ルメール騎手とのコンビです。

昨年の菊花賞も制した騎手ともあり、長距離戦での安定した判断力は誰もが認めるところです。

調教では軽快な動きを見せ、手前替えもスムーズ。

「この秋いちばんのデキ」と調教師が語るように、状態に文句なし!

体調・気配ともにこのレースにかける思いが伝わってきます。

唯一の不安材料を挙げるなら、これまで左回り中心のローテンションで走ってきたことです。

京都の3000mは右回りに加え、坂の上り下りとコーナー6回というタフな構造です。

リズムを乱す可能性がゼロではありません。

とはいえ、この馬の柔らかいフットワークと操縦性の高さなら、未知の舞台にも対応してくれるとみています。

ちなみに、枠は5枠。過去10年でこの枠の連帯率は【0-2-1-17】と優勝馬がいません。

勝ち切るまでには至らないものの、上位に食い込むパターンが多く、悪くない数字です。

血統◎、調教◎、仕上がり◎。

あとは距離適性が噛み合えば、最も”軸”にしやすい馬になるでしょう。


🐎注目馬② 

エリキング & 川田将雅騎手 ー神戸新聞杯を制した本格派

続いては、前哨戦を勝った馬。神戸新聞杯の覇者・エリキングです。

道中でしっかり折り合いをつけ、直線で一気に突き抜けた姿には完成度の高さがひかりました。

京都外回りの直線は329mとやや短めです。

瞬発力勝負になることが、多いコースになります。

この馬の持ち味である「貯めて伸びる末脚」に、期待が高まります。

cf) 神戸新聞杯

川田騎手とのコンビも続行。信頼度は高いですがデータ上は芝の3000m以上のG1で勝ち鞍がありません。

もちろん経験値がないだけだとも言えますが、レース全体を俯瞰して流れを読む力が問われる菊花賞では、ペース判断が勝負を左右するでしょう。

神戸新聞組は、近年の菊花賞でも好走が多いローテンションです。

展開が落ち着いたとき、エリキングの末脚が爆発する可能性は十分!

春のクラシックで、あと一歩。届かなかった無念を人馬一体で勝ち取りにいく準備は万端。

枠は7枠。過去10年でこの枠の連対率は【2-2-4-21】で、複勝連帯率は27.6%と高いです。

血統もディープ血統で◎。

余談ですが、川田騎手は2010年の優勝馬であるビッグウィーク以降、勝っていません。

しかし、このビッグウィークも前走の神戸新聞杯で川田騎手と好走。

この流れはもしかして…


🐎注目馬③ 

ジョバンニ & 松山(弘)騎手 ー伏兵の一撃候補

そして忘れられないのが、伏兵ジョバンニ。

春は皐月賞4着と健闘しながら、ダービーでは見せ場を作れず。

ただ、夏を超えて心身ともに大きく成長し、調教では柔らかみのある走りを披露しました。

杉山晴紀厩舎の調整力は信頼できるもので、「叩き2走目で一変」がこの馬のリズム。

今回はまさにそのタイミングです。

3枠5番という中目の枠も好材料!

序盤は中団でじっくり足を溜め、2週目の3コーナーで徐々に進出していく競馬が理想です。

前が競り合って消耗する展開になれば、この馬の末脚が浮上する。

1発を狙うなら、”差し決着”の流れで浮かび上がるタイプだと思います。

血統的にも、スタミナの裏付けがある。

母父にハーツクライ系を持つ点は、長距離での安定感につながります。

人気の盲点になりそうですが、ここで馬券に絡んできてもまったく驚けません。

枠は3枠。この枠が呪われています。【1-0-0-19】と連対率脅威の5%です。

参照でに。


☁️騎手と陣営の読みどころ

菊花賞は3000mという距離以上に、「呼吸」と「駆け引き」が重要なレースになります。

特に中盤でどれだけリズム解く走れるかが大きなぽいんんとになります。

ルメール騎手はこの点で抜群です!

折り合いに優れ、無理のない位置どりを取る天才です。

京都のようなコースでも焦らず仕掛けどころを見極めてくるでしょう。

対して川田騎手は瞬発力勝負に強く、ギアチェンジを一気に使うタイプです。

展開が早くなると慎重になりがちですが、逆にスローなら持ち味を活かせます。

ジョバンニを管理する杉山調教師は、距離延長で成長力を引き出す調整法で知られています。

菊花賞はまさにそのノウハウが生きる舞台です!

陣営の意図が明確に感じられるローテンションです。


⭐️レース展開予想 ー淀の3000mは「差し」主役

京都・芝3000mは、1周目のスタンド前を通過して2周する特殊な形です。

最初の1コーナーまでが長く、序盤はペースが落ち着きやすいです。

そのため、前半で無理をした逃げ馬は最後まで足が持たないケースが多いです。

2周目の3コーナから坂を上る「淀の坂」が勝負どころです。

この上り坂でスムーズに加速できる馬ほど、、最後の直線でも足を残せます。

過去10年の勝ち馬の脚質データは、差し5・先行3・逃げ2・追い込み0。

極端な追い込みでは届かず、中団から脚を溜めて抜け出す形が理想です。

今年は逃げ・先行型が少なく、ハイペースになりにくい見立てです。

今年は逃げ・先行型が少なく、ハイペースにはなりにくい見立てです。

道中はスロー→ミドルペースで進み、2周目の向正面から各馬が動く展開が濃厚です。

「スタミナ」「折り合い」「精神力」

この3つが勝負の鍵になります。


👀注目データと穴の気配

京都3000mは一見「内枠有利」と言われがちですが、

実は1枠1番の成績が【0-0-0-20】と極端に悪いのがポイントになります。

包まれて動けなくなるリスクが高いコース形態ゆえ、むしろ2-5枠の中目が理想です。

また血統面では、ステイゴールド・ハーツクライ系が長距離で抜群の安定感を誇ります。

しかし、近年の菊花賞はディープ産駒とデュラメンテ産駒の2強です。

前回の記事で書きましたが、ディープ産駒は今回出走しません。

しかし、子孫がいます。この系統を持つ馬に注意しながら軸馬を選びましょう。

ジョバンニ、エリキングはその条件を満たしており、データ的にも侮れない存在です。

馬場が渋ればタフさが問われ、スタミナ型の穴馬にもチャンスが広がります。

晴天候で時計が早くなれば、瞬発力勝負に強いエリキングが浮上。

気温・風・馬場状態。どれをとっても、今年の菊花賞は読み応え十分です。


☑️まとめ ークラシック最終章、三強構図の行方

ここまで整理すると、構図は明快です。

◎エネルジコ(完成度・安定感・仕上がり)

○エリキング(末脚・展開街待ち)

▲ジョバンニ(距離延長で一皮向ける可能性あり)

⭐︎ライトトラック(血統、神戸新聞杯の成績から)

展開は落ち着いたスローからのロングスパート戦。

焦らず脚を温存できた馬が最後に笑うでしょう。

長距離戦は「能力よりも心強さ」とよく言われます。

いかにリラックスして走れるか、どれだけ我慢できるか。

そのメンタルの強さが、勝敗を分ける大きな要素になります。

2025年、クラシック最終章。3000mの道のり走り抜ける3歳馬たち。

その中で誰が最後の頂点に立つのか。

レース当日、冷たい風が吹く京都のターフで、

若駒たちの意地と成長がぶつかり合う瞬間を、じっくり見届けたいとおもいます。

ゆきや

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