11月 25, 2025
【ジャパンカップ2025】3歳 vs 古馬 vs カランダガン
みなさんこんにちは。秋競馬も佳境に入り、いよいよ年末ムードが漂ってきましたね。
今回は、日本競馬の“国際戦の象徴”とも言える ジャパンカップ(JC) についてまとめました!
この記事では、以下の構成でお届けします!
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今年の総大将は3歳馬なのか。それとも古馬なのか。世界最強馬のカランダガンなのか。
それではいきましょう!
🌏 ジャパンカップの特徴
ジャパンカップは、毎年11月末に東京競馬場で行われる芝2400mの国際GⅠになります。
世界中から強豪が集まる、まさに “日本最強 vs 世界の強豪” の構図が魅力です。
・開催場所 : 東京競馬場
・距離 : 芝2400m
・出走条件 : 3歳以上 国際GⅠ
・賞金総額 : 1着 5億円
特徴的なのは、世界トップホースが招待されるレースであることです。
近年は海外馬の参戦が減っていますが、それでも「世界基準のレース」としての価値は絶大です。
そして東京2400mと言えば、スタート直後の直線が長く、枠順による有利不利が少ない舞台です。
力がそのまま結果につながりやすい、まさに“実力決着”のコースとも言えます。
また、ジャパンカップは例年以上にペースが読みづらいレース。
高速馬場になる年もあれば、海外馬の参戦が増えた年はスローになるなど、展開の幅が広いのも特徴的です。
🏆 ジャパンカップの歴史
ジャパンカップは1981年に創設され、日本競馬の国際化を目的として作られました。
当時の日本馬は海外勢に太刀打ちできず、初期は海外馬が無双状態でした。
しかし、90年代後半から2000年代にかけて、日本馬の強化が進みます。
特に、エルコンドルパサー/テイエムオペラオー/ディープインパクトといった名馬たちの時期には、世界に通用する日本の競走馬が増え、国際競走としての価値がさらに高まりました。
そして、近年の象徴と言えば、アーモンドアイのレコード勝ちと、イクイノックスの圧勝。
どちらも“世界基準の馬が、世界基準の走りで勝ったJC”として語り継がれています。
このように、ジャパンカップは「日本競馬がどれだけ世界レベルに来たか」を示す舞台でもあります。
🎯 ジャパンカップの位置付け
ジャパンカップは、秋古馬中距離路線の大一番であり、秋古馬三冠(天皇賞秋 → JC → 有馬記念)の2戦目です。
天皇賞・秋が2000mで“瞬発力勝負”なのに対し、JCは2400mで“総合力勝負”。
距離も違い、求められる能力のステージも変わります。
・天皇賞・秋 … スピード × 切れ味
・ジャパンカップ … スタミナ × パワー × 持続力
・有馬記念 … タフさ × コース適性 × 駆け引き
この中でも、ジャパンカップは能力が最もフラットに問われる舞台。
さらに「国際GⅠ」という価値と、世界的に見ても賞金規模の高さから、世界の強豪が集まる理由にもなっています。
そのため、“日本最強馬決定戦”としての位置づけが強く、
近年のJC勝ち馬は、そのまま翌年の世界ランク上位に入ることが多いです。
🔥 2025年の注目馬
さて、ここからは今年のジャパンカップの注目馬について見ていきましょう!
① クロワデュノール 3歳 北村友一騎手

説明不要のスターホースで、3歳の主人公枠です。東京2400mは今年の日本ダービーで制した舞台であり、
「他の3歳馬が勝てば、走ってなくても評価があがる」と言われてます。
持続力の問われるジャパンカップはまさに本領発揮の舞台でしょう。初の人馬ダービー制覇したこのコンビ。前にでる馬は現れるのか?
② マスカレードボール 3歳 C・ルメール

鞍上が坂井騎手からの変更となった、天皇賞・秋の王者マスカレードボール。未だクロワデュノールとの対決で先行に立つことがないですが、確実に実力をつけているのも事実です。得意の東京中距離で、ダービーの無念を晴らすことができるのか?新コンビでの登場です。
③ ダノンデサイル 4歳 戸崎圭太騎手

いろいろ出走するたびにネタ?を提供してくれる’24年 ダービー馬です。海外帰りの留学生には、約1年ぶりの日本馬との対決が楽しみにしているはずです。実力はあのジャスティンミラノもお墨付き。舞台は整った!まだ、父のタイマーはかかってないので気になる1頭です。
④ シンエンペラー 4歳 坂井瑠星騎手

人馬とも 狙うは世界の頂 ただ一つ
昨年の本馬場入場でしたが、騎手が先に世界1になってしましました。シンエンペラーも成長しているはず。今年のG1初勝利を目指して。
⑤ ブレイディヴェーグ 5歳 マーカ騎手

紅一点、この復活劇で返り咲く。鞍上マーカを世界一へと。カナロア産駒としては早咲きで有名な’23年エリザベス女王様。初の2400mは未知数。唯一の牝馬が挑戦するタイトルは、2020年のアーモンドに並ぶのか。
⑥ カランダガン 4歳 バルザローナ騎手

まず次の写真を見てください。

ネット競馬さんから引用しました。今年の海外馬はこのカランダガンのみとなります。成績は、13戦7勝【7-5-1-0】です。現在の欧州馬で最強角の1頭です。13戦して全てが馬券に絡む馬です。もし優勝すれば2005年の(英)アルカセット以来となる19年ぶりの快挙になります。次章で記載しますが、海外と日本の競馬場の違いがポイントになるのではないかと考えております。
👀 展開予想のポイント
ジャパンカップは、例年以下のポイントを意識すると予想がしやすいです。
- ペースは読みづらいが、スロー〜平均が基本
- 逃げ残りはほぼない
- 中団〜後方でも差せるコース構造
- 上がり最速の馬が勝ちやすい
特に、今年は差し馬が圧倒的に有利と見られています。
天皇賞・秋より2400mのため、脚をためてドン!の形が決まりやすいレース構造です。
また、今回地力で勝ち続けている「カランダガン」について、少し触れます。
ジャパンカップが創設にあたってのスローガンがあります。それは「世界に通用する馬作り」です。しかし、近年の海外馬の挑戦は優勝はおろか、複勝に来たのも13年前とレベルが低いようにみえます。これは大きな勘違いです。
理由は、馬場の作りが違うからです。前章のカランダガンの写真を見ていただけると、わかりやすいのですが、2025年7月26日の芝2390mのタイムが 2.29.74 です。
一方、アーモンドアイが出したタイムは 2.20.6 です。
イクイノックスが 2.21.8 です。
10mショートのコースより走破時計が速い、いや早すぎるのは海外馬と何かがちがうと考えるのが自然です。もちろん日本馬のレベルが総じて高くなってるのも事実です。
海外は芝が柔らかい、地力が求められているレースです。それ対して、日本の競馬場はより高速馬場になっています。レースの質がそもそも異なると考えています。
ジャパンカップの賞金が7億や8億まで上がればもっと海外馬も挑戦してくれるのかなーとぼやいたり。
🐎 まとめ
ジャパンカップは、単なるGⅠではなく、日本競馬の国際競争力を測る基準のレース。
歴史的にも、ここを勝った馬は名馬として語り継がれることが多いです。
そして、今年も好メンバーが集まり、例年以上に「狙いどころ」が多そうです。
・2400mがベストの馬
・東京で差し脚を使える馬
・国際GⅠの総合力に耐えられる馬
・今年の調子が良い馬
このあたりを軸に、ぜひ予想の参考にしてみてください!
次回は、ジャパンカップでの注目するデータについてまとめていきます!
ぜひ次の記事もお楽しみに!
それではまた。
ゆきや