12月 4, 2025
オジュウチョウサン特集 : 越えていく、王者。
競馬ファンなら誰もが知る名馬——オジュウチョウサン。
その名前を聞くだけで胸が熱くなる人も多いはずです。
平地では苦戦続きだった一頭が、障害レースで才能を開花させ、
“史上最強”と呼ばれる存在にまで上り詰めた物語には、
競馬の…いや、黄金の一族のロマンが全て詰まっています。
この記事では
プロフィール、名レース、強さの秘密、引退後の現在、そしてファンが愛し続ける理由
まで、丸ごと解説します。

目次
[:contents]
それではいきましょう🐎
1. オジュウチョウサンとは?

- 生年:2011年
- 父:ステイゴールド / 母:シャドウシルエット(母父:アグネスタキオン)
- 主戦騎手 : 石神深一
- 通算成績 : 40戦20勝 【20-2-4-14】
- 障害成績 : 32戦18勝 【18-2-4-8】
- JRA賞
: ’16 最優秀障害馬
: ’17 最優秀障害馬
: ’18 最優秀障害馬
: ’21 最優秀障害馬
: ’22 最優秀障害馬
- 主な勝ち鞍
: ’16 中山グランドジャンプ(JG1)
: ’16 中山大障害 (JG1)
: ’17 中山グランドジャンプ(JG1)
: ’17 中山大障害 (JG1)
: ’18 中山グランドジャンプ(JG1)
: ’19 中山グランドジャンプ(JG1)
: ’20 中山グランドジャンプ(JG1)
: ’21 中山大障害 (JG1)
: ’22 中山グランドジャンプ(JG1)
特に注目するべきは、
中山グランドジャンプ6勝、 中山大障害3勝
という前人未到の記録。
まさに”障害界の王者”として歴史に刻まれています。
2. 挫折と、転向
デビュー直後のオジュウチョウサンは、平地では思うような成績が残せず、
人気どころか注目すらされていない存在でした。
しかし、陣営が選んだ”障害転向”という決断んが全てを変えます。
- 飛越は最初不安定
- 集中力を高めるためイヤーカバーを外す工夫
- 障害を跳ぶたびに上達していく姿
努力と試行錯誤の結果、才能が一気に開花しはじめます。
新馬戦からの平地は2戦のみで、障害馬に転向になりました。
これは障害馬としては異例の速さでのデビューになります。
3. 黄金時代
ここから、オジュウチョウサンの無双時代がスタートしました。
🐎 中山グランドジャンプ(JG1)5連覇+通算6勝
“勝つのが当たり前”
そう言われるほどの圧倒的な強さを見せつけました。
🐎 中山大障害(JG1)3勝
年齢を重ねてもパフォーマンスは衰えず、
10歳を過ぎてもなおG1を制覇。
ファンの間では
「オジュウが出るならかう」
という空気が漂うほどでした。

さらに2018年12月。なんと障害界の王は、武豊騎手と共に有馬記念に出走しました。
着順は9着と奮闘しました。
しかし10着のマカヒキは、2016年のダービー馬です。同世代のサトノダイアモンド(6着)もいます。未来永劫。ダービー馬の先を走る障害馬は現れないと言われています。

実際の動画は以下のリンクからご視聴ください。
優勝馬と同じくらい存在感がある実況が個人的に好きなので、カンテレさんを選びました。
4. なぜ勝てた?
🐎 驚異的なスタミナ
レース終盤でもスピードが落ちな”底力”。
🐎 美しい飛越フォーム
障害を無駄なく跳ぶことで体力の消耗が少なく、
安定感は歴代トップクラスです。
検索では
「🔍 オジュウチョウサン 飛んでない」
と、出てきます。
実際の写真を見てみましょう。

「飛んでいる」というより「突っ込んでる」が正しいですね。
どの馬も真似できないエコ走法で、いくつものタイトルをとりました。
ステイゴールドの子どもとわかる賢い走りですね。
🐎 石神深一騎手との名コンビ
4歳時この馬の運命を左右する出会いがありました。
それは石神騎手との出会いでした。
石神騎手が、後のトレードマークになる”青いメンコ”の装着を提言し、
これが功を奏でます。
そして馬と人の信頼関係が極めて深く、
まさに”芸術的なレース運び”と呼ばれるほどでした。
5. 引退後の現在
2022年末に現役を引退し、
現在は北海道で種牡馬として生活しています。
活動拠点は北海道にある、例のヨギボーのホテルです。
見学に訪れたファンを優しい表情で迎える姿は、
現役時代とはまた違う魅力があります。

6. まとめ:努力と逆境を乗り越えた王者
オジュウチョウサンは、
才能だけでなく、
努力・工夫。そして人馬一体の絆で頂点に立った馬です。
平地では芽が出ず苦しんだ日々を乗り越えて、
障害で”史上最強”と呼ばれるまでに登りつめた姿は、
多くの競馬ファンに勇気を与えてくれました。
あなたが心から応援した”名馬”は誰ですか?
コメント欄で教えていただけたら嬉しいです。
それではまた。
ゆきや
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